Q. フロントガラスってなぜ合わせガラスなの?


Q. 強化ガラスが破損する原因って?


Q. ウロコ状の強固な汚れについて


Q. 自動車用ガラスの上手なお手入れ



2つの安全性によるもの

 合わせガラスは、2枚の板ガラスの間にポリビニールブチラールを中間膜としてはさみこんだガラスです。その合わせガラスが、1987(昭和62年)9月以降に生産された自動車の
フロントガラスに装着されることが法律により義務付けられたのは、下記の安全性によるものです。


(1)人体に対する安全性

・ 万一、衝突事故で乗員がフロントガラスに頭部を強打しても、中間膜により衝撃を和らげ、頭部損傷を最小限にくいとめます。

・ 強化ガラスをフロントに使用した場合、衝突事故でガラスの破片により失明するケースがありましたが、その心配も極めて少なくなりました。

・ 割れても破片が飛び散ったり、くずれ落ちたりしないので、顔面への損傷が少なくなります。

(2)運転中のアクシデントに対する安全性

高速運転中の飛石などによる破損の際も、接着力の強い中間膜によりガラスがくずれ落ちません。そのため、運転に必要な視界を確保することができ、継続して運転が可能です。

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 強化ガラスとは、普通のガラスを650〜680℃まで加熱し、両面に空気を一様に吹き付け急冷したガラスです。この処理により表面には圧縮応力層が、内部には引張応力層が形成され、これらの応力は互いにつりあった状態に保たれています。
強化ガラスは、表面の圧縮応力の効果で、ガラスを破壊しようとする外力に耐え、普通の板ガラスに比べ強くなっています。


強化ガラスが破損する原因

自動車に使用されている強化ガラスが走行中、あるいは駐車中などに破損する原因について、下記のような例が考えられます。


(1) 飛石による衝撃で破損する場合


引張応力層までキズが到達すると、
破損します。


(2) 飛石またはその他の原因によりガラス表面につけられたキズが、
   その後伸展し、破損する場合



圧縮応力層で止まっているキズが、外力により内部の引張応力層まで徐々に伸展すると破損してしまいます。


(3) 気温の変化に伴う熱応力

夜間低温で保持されたガラスに、朝直射日光が当たると、ガラス中央部は熱膨張により圧縮応力となり、ガラス周辺および日影の部分(低温部)は引張応力となるので、キズを伸展させる可能性があります。


(4) 走行中の風圧変化に伴う脈動現象による応力


キズ面は圧縮となり
キズは伸展しません

キズ面が引張となりキズは
伸展する可能性があります

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 自動車(特にバス)・鉄道車両に見られるウロコ状で通常のクリーナーで取れない汚れがあります。発生原因は大きく分けて下記の2つです。


シリコン系シーリング材による汚れ

ガラス表面にシリコン系シーリング材が流出し、これが強く付着して汚れとなります。

シーリング材としてシリコン系のものを使わないようにしてください。

洗浄水による汚れ

洗浄水の拭き取り残りによってガラス表面に水滴が残り、これに次々とゴミや水中に含まれている懸濁物質(SS)が自然乾燥により付着して汚れとなります。
地下水使用に限らず上水の場合もシリカ、マグネシウム、カルシウムなどの微粒子が含まれ、これらの懸濁物質(SS)が、汚れの原因となります。

洗浄水を炉過して水質を向上させ、洗浄水に界面活性剤を入れる事により濡れをよくし、水洗量を増やし、良く拭き取ることが有効です。

  ※板硝子協会により日本自動車車体工業会へ提出された報告による

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ガラスの透明性を妨げるものが「キズ」と「汚れ」です。
ここでは自動車用ガラスの上手なお手入れ方法を紹介します。
キ ズ  目に見えるキズは、視界の邪魔になると同時に、容易に大きくなり一層危険が増します。また、目に見えない細かいものでも、多くなってくると曇り状になって視界を妨げますし、何かのショックでさらに大きなキズ・割れにつながります。
 走行中のガラスには、振動・風圧がかかります。また、車内外の温度の差が大きくなったときにも、熱応力がかかります。このような原因で、目に見えないキズが、割れにつながる事もあります。
汚 れ  ガラスにつく汚れには、泥、油、鳥の排泄物などなど様々なものがあります。安全運転のためにはなるべく早く洗い流す必要があります。


1. キズ防止の手入れ

 走行中に砂や小石が飛んできてガラスを傷つけるのは防ぎようがありませんが、意外に気がつかないのは、ワイパーやドアの水切りゴムに砂が付着しているケースです。このままでは、これらとガラスがこすれあう度にガラスを傷つけてしまいます。洗車の度にキチンと洗い流すか、拭いとっておきましょう。特に、砂浜などオフロード走行時にはお忘れなく。


2. 汚れおとしの手入れ

 泥汚れや路面や排気ガスの油分は、カーシャンプーか中性洗剤(台所用で大丈夫)を薄めたもので洗うと簡単に落ちます。このとき、ガラスについた洗剤が乾燥してしまわないよう注意しましょう。

 まず、最初にざっと水洗いし、そのあとバケツに少量の洗剤を入れ水を勢いよく注いで薄めたもの(良く泡立ちます)で洗うとよいでしょう。洗ったあとは、早めにすすぎ流して、乾いたウエス(またはよく絞ったウエス)で水気をふき取ってください。

 ウエスに砂がついたままだったり、油汚れがついていると、ガラスを傷つけたり、逆に汚れをつけたりするので、こまめにすすいでください。


3. 頑固な汚れの手入れ

 上記の方法で落ちないものは、ガラスクリーナーを使って落とします。(鳥の排泄物がこびりついた場合等)

 なかには、それでも落ちない曇り状(ウロコ状)の汚れがあります。これは、SiO2(シリカ)などがガラスに化学的な反応でしっかり付着したものです。シリカは、シリコン系のワックス、シーリングや地下水などの水(水道水にも)含まれており、ガラスについたまま長い間放置されると、頑固な汚れになるのです。

 これを落とすためには、コンパウンドが入った油膜取り、またはガラス磨きを使用するのが有効です。使用説明書に従って作業していただけば問題ありませんが、ガラス上で乾燥してしまったものは絶対にこすらないで下さい。粒子が固まった状態だとガラスを傷つけます。また、作業が終わった後は、十分洗い流すか、ふき取って、粒子を残さないよう注意してください。

*ガラスに撥水加工すると、この頑固汚れがつきにくくなり、汚れおとしの手入れの洗剤洗いだけで簡単にきれいになります。一度、お試しください。


4. その他の手入れ

 ガラスは外側だけでなく、車内側もたばこのヤニ、手の脂などで汚れます。時々、ガラスクリーナーでふいて下さい。

 車内側にフィルムを貼っている場合、フィルムは大変傷つきやすいものです。製品の説明書か施工店の指示にしたがって下さい。

それでは、クリーンな視界で 安全運転を!

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